「専門医」について

今回は「専門医」についてお話します。
当院院長は「口腔外科専門医(日本口腔外科学会)」と「インプラント専門医(日本顎顔面インプラント学会)」と二つの専門資格を所有しています。口腔外科とインプラント両方所有する開業歯科医師としては調べた県内初となります。
専門医とは、「それぞれの診療領域において適切な教育を受け、十分な診療技能(専門的知識・診療経験と患者本位の診療態度)を修得し、患者から信頼される標準的な専門医療を提供できる医師」とされています。各学会が指定した年数、症例数、学会発表、論文などを満たし、筆記試験および実技試験をクリアした場合に認定されます。専門資格は個人歯科医院では取得ができないことが多いため、大規模の医療機関に長年勤務し、多くの経験値と知識を所有していることの裏付けでもあります。資格を所有しない歯科医師でも名医はたくさんいますし、専門医が「スーパードクター」や「神の手を持つ医師」などを意味するものではございませんが、手術やストレスを伴う抜歯やインプラント手術を担当する歯科医師および歯科医院を探す際には「専門資格」の有無は十分参考になるものと思います。

7月1日からの「診療時間変更のご案内」

7月1日より診療時間を変更致します。土日診療の需要が多いこともあり、隔週の日曜診療を夕方17時までに延長することと致します。それに伴い平日の診療時間と休診日に変更がございますのでご協力とご確認の程何卒宜しくお願い致します。(具体的な変更点 金曜 隔週午後休診→隔週休診、土曜 9:00~17:00→9:30~17:00、日曜 隔週9:30~13:00→9:30~17:00) 

「6/13~6/30期間限定インプラント無料相談」のお知らせ

インプラントに興味があるけどどこの歯科医院に行っていいかわからない。費用はいくら?期間は?敷居が高そうだしもう少し気軽にお話を聞けるといいな思っている方は多いと思います。今回期間限定で無料相談会を開催しますので、ご興味ある方はこの機会にどうぞ。

予約方法

①電話予約:「インプラント無料相談」希望とお伝えください。

②ネット予約:当院予約画面から 「紹介なし 期間限定インプラント無料相談」を選択ください。

*無料相談は簡単なカウンセリングとインプラントの一般的な説明のみです。具体的な審査や説明をご希望の方はレントゲンCTを撮影します(別途11000円)。尚、本無料キャンペーンは新規の方を対象とした企画ですので、他院からご紹介となった患者さん、最初からインプラント治療をするつもりで来院される患者さんに関しては、レントゲンCT撮影から行った方スムーズですのでは、通常の電話予約もしくはネット予約を選択ください。

 「インプラント難民」を救いたい~W専門医としての提言~

「インプラント難民」という言葉をご存知でしょうか?日本に歯科用インプラントが導入されて30年以上が経ちます。当時インプラント治療を先駆けて行なっていた歯科医師が70代以上になり、継承する歯科医師がいなく歯科医院を閉院、引退してしまうケースが多く出てきました。
インプラントの管理が途絶えることによって、ネジの緩みやかぶせ物の破損、インプラント周囲炎を引き起こし、顎骨を吸収したり、その後の治療を困難にすることがわかっています。このようなトラブルのリカバリーには高い知識と経験が必要なため、一般の歯科医院では対応できないことが多く、行き場を失っている患者さんが数多くいます。大学での長い臨床経験と口腔外科専門医、インプラント学会専門医として1人でも多くの「インプラント難民」を救うことができれば幸いです。 現在お口の中のインプラントの悩み(隙間に食物が挟まる、ぐらつく、歯肉が腫れている、うまく噛めないなど)をお持ちの方がいましたらご相談ください。

「そのトラブル、解決できるかもしれません!」

保険診療と自由(保険外)診療との違いとその考え方

保険診療と自由(保険外)診療との違いは何ですか?という質問をよく受けます。
健康保険が使える「保険診療」は全国どこでも同じ費用で治療が受けられ、一般に3割負担で済むため金銭面でも圧倒的メリットがあります。しかし、治療方法や材料の制限があること、通常の歯科医院ではなるべく多くの患者さんを診察することを目標とするため、一人の患者さんにかけられる時間は限られています。また、担当する歯科医師の技術も同じではないため、患者さんに提供する医療の質は決して一律ではありません。親知らず抜歯で例を挙げると、感染予防の抗生剤と鎮痛剤は保険診療で処方可能ですが、腫れ止め薬や治癒促進を図った材料は一般に使用できません。また、ベテランDrが10分しかからなかった抜歯と、若手Drが1時間かかったてようやく抜けた場合も患者さんが払う金額は同額となります。
一方「自由(保険外)診療」はその制限がないため、最新の治療法や、保険診療ではかなわなかった材料を使い、時間をかけ丁寧に治療することで、より患者さんの満足を目指した医療の提供が可能となります。術者、診療内容、材料、設備等は各施設で異なるため、金額も様々となります。当院は設備材料はもちろんですが、時間をかけた丁寧なカウンセリングも心掛けております。
自由(保険外)診療というと、敷居が高く感じてしまう人も多いと思いますが、抜歯やお口に関しお悩みがある方はご気軽にご相談いただければと思います。インプラントはどこの歯科医院でも保険外診療のため変わりはありませんのでご安心ください。

提携歯科医院と当院院長の治療が受けられる医療機関

2022年6月現在、当院院長が定期的に出張している歯科医院を以下にまとめます。

①新潟市中央区:ワイス歯科クリニック https://ys-sika.com/hajimete/index.html

②新潟市東区:なかきど歯科 https://www.nakakido.com/

③新潟市南区:白根総合病院歯科 http://www.healthcoop-shirone.or.jp/

④胎内市:新栄町歯科医院 https://plus.dentamap.jp/hpplus/user/shineidc1118/

⑤三条市:三条合病院歯科口腔外科 https://www.kouseiren-sanjo.jp/

⑥青森市:青森県立中央病院歯科口腔外科 https://aomori-kenbyo.jp/

このうち、①②③④の機関にて保険診療で親知らず抜歯を行っております。もし、院長の施術を保険診療で受けてみたいという方がいましたら各機関にお問い合わせください。*あくまで保険診療で実施可能な医療を提供しますので当院の内容と同様ではございません。

⑤に関してはインプラント診療を行っておりますので、通院面で困難な方は一度ご相談ください。

 

再生医療サーチに掲載されました。

「再生医療search」に掲載されました。当院では「自家多血小板フィブリン(PRF:Platelet Rich Fibrin)を利用した口腔内組織の再生医療」を行なっております。具体的には、ご自身の血液から作成したゲルを用いて傷の治癒の促進や痛みを抑えた抜歯、低侵襲なインプラント手術を開業医で提供しています。詳しくはプロフィール欄hpを参照下さい。

再生医療サーチ 再生医療サーチ | 再生医療・幹細胞治療の病院クリニックなら (regene-m.jp)

当院の詳細  かつみ歯科口腔外科 – 市区町村未設定(新潟県)の再生医療対応科目・費用等のご案内 (regene-m.jp)

 

当院抜歯治療の実際について

親知らず抜歯をはじめ抜歯の治療を希望し当HPをご覧になられた方へ。今回は実際に患者さんがどのような目的で当院に来院されたか、その後の経過や実際にかかった費用に関しご案内します。症例1では一度に左右の下顎の親知らずを抜歯しています。一度に上下の親知らず抜歯を行うことはよくありますが、腫れや食事のとりやすさなどの問題から左右同時は通常の開業歯科医院では行わないのが一般的です。当院は自由診療でしか使えない腫れや痛み、傷の治癒を促進する材料を使用することによりこれが可能となります。もちろんすべての症例に該当するわけでないため、正しい診断と技術や経験があることが前提となります。

血液から作る歯槽骨の再生療法「PRF(CGF)」         

1.自家多血小板フィブリン(PRFPlatelet Rich Fibrin)について

PRFは、採血された患者様の血液から作製される血液製剤です。これらは増殖因子やサイトカインといった成分を含み、傷の治癒や骨及び歯周組織の再生・回復を促し、止血や痛みの軽減、感染の予防に効果があるとされています。患者様ご自身の血液から作られますので、他の人から病気が感染する心配はありません。

2.PRFを用いた治療の利点

PRFは、傷の治癒や骨及び歯周組織の再生・回復に効果があるとされています。また、PRFを使用することで手術後の痛みや感染を抑え、治癒を早める効果が期待できます。

3.本治療の対象となる患者様(対象疾患:顎骨の骨欠損、骨量不足、歯周病)

本治療は健康状態の良好な20歳以上の方が対象となります。

4.PRFの作製方法について

PRFは、患者様の血液を、遠心力を利用した分離装置 (遠心分離器) を用い、血液の成分 (赤血球・白血球・血漿など) を分けることによって作製されます。

5.治療の危険性と副作用・不快症状

採血は腕もしくはその他の部位の静脈に針を刺すことによって行われますが、採血の際、疼痛の他、恐怖感による不快症状、血腫形成、皮下出血斑、神経損傷、感染が極めてまれに起きることがあります。

6.他の治療法との比較

骨を再生するために骨補填材や自家骨を使用する治療方法がありますが、骨補填材や自家骨のみを使用する場合よりも、それらをPRFと合わせて使用することで、創傷の治癒の促進、創面の裂開のリスクの軽減、またそれらによる治療部位の感染リスクの軽減が期待できます。また、PRFを使用する代わりに、動物由来の材料や人工的に作られた材料を用いる方法もありますが、患者様ご自身の血液由来であるPRFを使用する方が感染やアレルギーの危険性が低くなります。

 

具体的な使用症例

・インプラント治療前処置としての抜歯:治癒を促進し、通常よりも早くインプラント埋入を行う。

・インプラント治療前処置としての骨移植手術:骨補填材に混合することによって、量を増やす。骨への生着を促す。感染を防ぐ。

・親知らず抜歯時の治癒促進や鎮痛防止