「親知らず」とは

「親知らず」は8番目の歯、一番奥の第三大臼歯のことです。

親知らずは他の歯よりも遅れて萌(は)えてくるため、顎が小さい日本人の多くはスペースが不足し、横や斜めにひっかかかりその場に留まってしまいます。

そのため、手前の歯との隙間に菌が溜まり、歯周病や虫歯などにより痛みや腫れを引き起こします。

親知らずを抜かずにいると

すべての親知らずが抜歯の対象とはなりませんが、放っておくと以下のような症状を起こす場合があります。

  • 親知らず自体や手前の歯がむし歯・歯周病になる
  • 痛みや腫れなどを繰り返す
  • 歯列を圧迫して歯並びを悪くする/口臭の原因となる
親知らずを放っておくと
歯肉の中に埋まっていた親知らずによって手前の歯が虫歯になった症例
年齢と抜歯の関係

抜歯時の年齢が若い方が術後の回復が良く、また骨に弾性があり抜歯自体も比較的容易です。

一方で中年以降の抜歯は、加齢により骨の硬化や歯根が肥大します。その結果術後の痛み腫れに加え神経障害など合併症のリスクも増え、難易度が高くなることが多いです。

そのような難症例も院長は数多く経験しておりますので、是非ご相談ください。