インプラント症例報告vo.7  上顎前歯部

症例は50代男性、左上2番(側切歯)の歯根破折にて抜歯後にインプラントを希望され紹介となった方。骨吸収もあり非常に難ケースでしたが、抜歯と同時にインプラントを埋入することによって、抜歯によって生じる骨の吸収や歯肉の退縮を最小限にとどめております。その後仮歯を使って歯肉の形態を調整し、最終的に患者さんの満足のいく上部構造を装着することができました。

インプラント症例報告vo.6  下顎第二大臼歯

症例は30代男性。以前から右下の第二大臼歯が口腔内で唯一の失活歯であり、歯根破折に至り抜歯となった方。最後方歯である第二大臼歯が1本欠損しても、咀嚼機能はある程度保たれるため、すべての患者さんにインプラント治療をお勧めしているわけではありませんが、本患者さんでは、対合歯を含めた残存歯はすべて存在しており、咬合力も強く、欠損による生活の質(QOL)の低下が予測されるケースでしたので、インプラント治療を行っております。上部構造装着後は、歯と同じように噛めるとのことで非常に好評をいただいております。第二臼歯部のインプラント治療は、見た目ではなく、機能回復を主としておりますが、前述したようにお勧めできないケースもございますので実際にご相談ください。

インプラント症例報告vo.5  下顎延長ブリッジ

インプラント症例報告vo.5  下顎延長ブリッジ(近心カンチレバーブリッジ)

右側下顎の3歯分の欠損に対し、当初は両サイドに2本埋入するブリッジを予定しましたが、右下4番部の抜歯窩の治癒が不十分のため、4への埋入は避け、6番と5番に埋入する延長ブリッジ(近心カンチレバー)タイプへ計画を変更。インプラントの安定もよく、最終的に非常にきれいな補綴物が入りました。

インプラント症例報告vo.4 (上顎犬歯審美症例)

インプラント症例報告。20代男性。左上3番の欠損にて1本ストローマンインプラントを埋入し、最終的にジルコニアクラウンを装着しました。見た目もご自身の歯と見分けがつかずとてもきれいです。*症例写真は患者さんから許可ををいただいた場合において掲載しております。

 

 

インプラント症例報告vol.3(上顎無歯顎)

インプラント症例報告。60代男性の方。義歯で物がうまく噛めない、違和感が強いなどの理由でインプラントを希望され来院。上顎は6本のストローマン社製インプラントを用いて行っております。専門用語ですと、ボーンアンカードブリッジやAll-on-6と呼ばれるシステムとなります。本患者さんは外科治療や全身管理に配慮が必要な基礎疾患を有しておりましたので、まずはダメージの少ない下顎のインプラントや抜歯から実施し、傷の治癒やインプラントの経過を見ながら、最終的に上顎の治療へ着手しています。

当院では、術前に問診の徹底やかかりつけ医への対診、健康診断結果も確認しながら、安全な医療を提供できるよう心掛けております。また、本症例のような無歯顎に対するインプラント治療(ボーンアンカードブリッジ)も対応しております。骨の状態や予算に応じて選択肢も様々ですので一度ご相談ください。

インプラント症例報告vol.2

7月に上部構造完成された症例をご報告します。症例は60代女性の方。10年前に右上に3本インプラント治療歴あり。他院で最近左下6番を抜歯し、右下ブリッジの動揺ときしむ感覚があり物が噛みづらいため、同部も含めたインプラント治療を希望され紹介にて来院。ブリッジの脱離があったものの歯は保存可能であったため、欠損部の右下56にイ ンプラントを埋入。左下は6部にインプラント埋入、左下5は歯冠補綴を同時に実施。いずれもジルコニアクラウンを装着。咀嚼障害は改善され、見た目も非常にきれいになり、患者さんも大変満足されました。治療期間約半年。

インプラント症例報告

インプラント治療を患者さんや歯科医院の先生方へご紹介することを目的に、今後定期的に症例報告をさせていただくことと致します。ややマニアックな内容にしていますのでご興味ある方はご覧ください。*尚、ご本人に了承を頂いた症例のみ提示予定です。
症例は50代女性の方。右下6部に1本インプラントを埋入し、今月上部構造が装着されました。実はもともと顎骨内に大きな嚢胞がありました。造影CTと放射線専門医による画像診断で、歯根嚢胞の可能性が高いと判断したうえで、大きい侵襲を伴う手術と神経麻痺の合併症のリスク回避を目的に、まず根管治療を優先し、病巣が縮小したところで嚢胞摘出と歯根短切除*を行っております(5番転位歯も同時に抜歯)。*院長が新潟大学時代に施術。
最終的に6番は残せませんでしたが、これまででの治療により顎骨が温存され今回インプラント治療へ進むことができています。
1.5歯分の欠損に対し、なるべく形態が自然で、かつ清掃管理が容易となるように、5番部のレジン充填と、光学スキャナを使用し、技工所と連携を取りながら仮歯を使用しながら歯冠形態を修正し、最終補綴物を完成しております。最終的に患者さんの満足いく結果となり良かったです。
顎骨に進展する病巣は、まず専門医療機関での精査が第一優先ですが、疾患の特徴を理解したうえで機能温存を図った治療により、その後の補綴治療の選択肢を増やすことができた症例となります。
連携先歯科医院:ワイズ歯科クリニック、技工所:シンワ歯研。

抜歯後早期のインプラント埋入を目指す術式について

現在、抜歯後最短のインプラント埋入を目指し、ソケットプリザべーション(歯槽提温存術)の手技を色々検討しているところですが、今回は現時点で最短と思われるRFT(リフィット)という人工骨とご自身の血液から作るフィブリンゲルPRF(AFG)を併用した術式についてご紹介します。本症例の場合、歯周病で骨吸収も進行しているため、通常の抜歯では、インプラント埋入まで半年程度の待機と同時に骨の移植が必要ですが、結果的に抜歯以前の高さまで歯槽骨が回復すると共に、2~3か月の待機期間の短縮が可能となっています。料金は1歯あたり約11万程度となりますので、金額的に了解いただきかつ早期の治療を希望する方にお勧めしています。

親知らず抜歯症例報告

当院の自費診療の親知らず抜歯の報告をいたします。自身が過去に複数の他施設で行った保険抜歯と比較しても術後鎮痛剤の使用回数が減少し、写真のような侵襲が大きい症例でも腫脹もある程度抑えられ、手ごたえを感じています。鎮痛剤の服用期間は平均1~2日程度であり、智歯抜歯によくあるドライソケットに関連する1週間程度持続する痛みはほぼ回避できている印象です。引き続き謙虚に安全な治療を心掛けていくつもりです。予約から抜歯完了まで早期に対応できるというメリットもありますので、もしご要望に合致する患者さんがいましたら受診やご紹介お待ちしております。

インプラント症例報告

右下顎臼歯部インプラント症例です。この患者さんは難病の血液疾患を有し、出血を伴う手術に留意が必要です。内科医と協議し、血小板をコントロールさせ、安全にインプラント手術を行うことができました。当院は有病者のインプラント治療も得意としておりますのでご安心いただければと思います。