インプラント症例報告vo.8 良好な発音と外れない義歯を目指して

「義歯とインプラントを用いて咀嚼障害と偏位咬合を改善した一例」のご紹介です。「物が噛めない」を主訴に来院された60代男性。不良補綴物が長年装着され、それに伴い下顎の右偏位を認めました。しゃべる職業とのことで、最終的に「良好な発音で、外れない義歯」をご希望されました。そこで、抜歯と同時に義歯を作成し、下顎位を本来の位置に近づけるように誘導調整した後、下顎に2本のインプラントを埋入し、最終的に上顎は金属床義歯、下顎はインプラントオーバーデンチャーとしました。物がしっかり噛めるようになり、発音も良好で、年齢も10歳若く見られたそうで非常に満足されました。