歯ぎしり食いしばりのある方に対する治療法のご紹介
歯ぎしり食いしばりのある方に対する治療法のご紹介です。
症例は50代男性で、①上顎の骨隆起の根本に食べ物が挟まる、②食いしばり、③咬筋(エラに相当する筋肉)の凝り・疲労感を訴え来院されました。「骨隆起」とは別名「外骨症」といい、加齢変化などにより外側に隆起する歯槽骨の形態変化で、腫瘍性疾患などとは異なります。「骨隆起」は特に咬合力が強い場合に増生しやすいため、咬合力の強さを客観的に証明できるとも言えます。「骨隆起」は前述したように真の疾病ではないため、仮に増生傾向であっても積極的な切除手術は不要ではありますが、本症例に関しては、顕著に外側に増生し、口腔前庭(歯槽部と頬粘膜の間)に食渣が挟まるという障害をきたしていたため骨隆起切除術を実施することと致しました。範囲が広範のため、4回に分けて実施しております。合併症はなく経過は良好です。②、③の主訴および骨隆起の再発を防ぐ目的にスプリント療法、咬筋ボツリヌス療法も併用しております。骨隆起切除、スプリント療法は、一般的に保険診療でも対応可能な治療ではありますが、今回のように複数の主訴に対し、3つの治療を組み合わせることができるのが、当院でしか提供できない自由診療のメリットと考えます。






