無歯顎のインプラント治療

現在無歯顎で義歯の使用に不便さを感じている方や、歯の大半が虫歯や歯周病で今後抜歯して、インプラントに変えたいとお考えの方へ。当院で提供している無歯顎のインプラント治療について案内します。

①(ボーンアンカード)ブリッジ:取り外し不要なブリッジタイプの上部構造です。違和感が少なく審美的に回復したい方、義歯が嫌な方にお勧めです。

②インプラントオーバーデンチャー:インプラントでサポートする義歯です。義歯自体の見た目は気にならないが、通常の義歯では痛みがあったり外れやすく困っている方。固定式のインプラントより値段を抑えたい方にお勧めです。

いずれも高難易度で、金額も高額となる治療となりますが、まずは気軽にカウンセリング、初診相談にお越しください。

他院で行ったインプラントも診ます

「他院で行ったインプラントの継続治療、メインテナンス代行やトラブル時の対応も行っております」

かかりつけの歯科医院が閉院になったり、転居等の理由でフォローが途絶えてしまった方、かかりつけ歯科があるけどインプラントは管理してもらっていない方がいましたらご気軽にご相談ください。ネジの緩みなどのインプラントのトラブルの相談窓口も行っておりますのでご気軽にご相談ください。インプラントに関連する初診料は11,000円となります。

どうぞ宜しくお願いします。

 

 

 

インプラント治療費が施設間で異なる理由②

「インプラント治療費が施設間で異なる理由の二つ目は、提供する医療自体に差があるためです。

インプラント治療は、高度な技術を伴う治療です。一般歯科診療とは異なり、歯科医師には専門知識や技術、歯科医院には手術器材や設備環境が必要となります。また、十分な診療時間も必要です。しかし、インプラント治療を提供している歯科医院の多くは、様々な診療と並行しながら行っているため、多くの時間を費やすことはできないのが現状です。
また、多くの臨床経験や実績を持ち、専門資格を所有する歯科医師は稀で、真のインプラント専門家は少ないのが実際です。
インプラント治療は手術を伴います。手術はお身体にも影響を与えますので、ご高齢や基礎疾患のある方には様々な配慮が必要です。安全な手術を提供するためには、歯科医師だけでなくスタッフにおいても歯学だけでなく医学の知識も持ち、モニターなどの設備環境も必要となります。また、手術の成功率や痛みや腫れ等は術者に依存する場合もあります。
インプラントの方向がずれたり、浮いた状態で固定されてしまうと、咀嚼障害や腫れや痛みを繰り返すことがあります。骨に固定される治療のため、一度治療を受けると簡単にやり直しができないのがインプラント治療の問題点でもあります。

インプラントを希望する患者さんは皆、一大決心されて治療に臨まれています。後悔のないように確実な結果をお求めであれば、経験値と実績のあるインプラント治療の専門家が担当し、設備環境やスタッフが整い、確実で安全な医療を提供してもらえる歯科医院を選択されることをお勧めします。
歯科医院選びに悩まれていましたら、あくまで一意見として参考にしていただければと思います。

 

インプラント治療費が施設間で異なる理由①

「インプラント治療費が施設間で異なる理由の一つは、提供するインプラントメーカーが異なるからです。」

・インプラント治療は保険適応外治療であり、材料一つ一つが精密で高価であるためどうしても治療費が高くなってしまいます。それでは治療費が施設間で微妙に異なる理由は何でしょうか?理由のなかで代表的なものが、「インプラントのメーカー」による材料費の違いです。価格が高いメーカーの方は性能や材質に優れると共に世界的な流通量が多いのが一般的です。逆に廉価なメーカーは市場や流通量が少ないため、扱っている歯科医院が少ないのが欠点です。現在30社程度のインプラントメーカーが国内に流通していますが、メーカーごとにパーツやネジの形状が異なるため、どのメーカーでも取り扱いできるというわけではありません。従って、特に転居など将来的に歯科医院を変更する可能性がある方に関してはメジャーブランドを選択されることを勧め致します。

・当院は「ストローマンインプラント」を第一選択としています。ストローマン社は世界で最も使用され、最も実績のあるスイス製のブランドです。平均的な相場よりも安く患者さんに提供はできませんが、生体内に接合し長期的に生活を共にすることを考慮すると、メリットが大きいことが分かっていただけるのではないかと思います。

ストローマンについて (straumann.com)

インプラント治療のストローマンとは?|特徴・主なインプラントメーカーを紹介 – インプラントDOC (implant-supple.com)

インプラント症例報告vo.6  下顎第二大臼歯

症例は30代男性。以前から右下の第二大臼歯が口腔内で唯一の失活歯であり、歯根破折に至り抜歯となった方。最後方歯である第二大臼歯が1本欠損しても、咀嚼機能はある程度保たれるため、すべての患者さんにインプラント治療をお勧めしているわけではありませんが、本患者さんでは、対合歯を含めた残存歯はすべて存在しており、咬合力も強く、欠損による生活の質(QOL)の低下が予測されるケースでしたので、インプラント治療を行っております。上部構造装着後は、歯と同じように噛めるとのことで非常に好評をいただいております。第二臼歯部のインプラント治療は、見た目ではなく、機能回復を主としておりますが、前述したようにお勧めできないケースもございますので実際にご相談ください。

インプラント症例報告vo.5  下顎延長ブリッジ

インプラント症例報告vo.5  下顎延長ブリッジ(近心カンチレバーブリッジ)

右側下顎の3歯分の欠損に対し、当初は両サイドに2本埋入するブリッジを予定しましたが、右下4番部の抜歯窩の治癒が不十分のため、4への埋入は避け、6番と5番に埋入する延長ブリッジ(近心カンチレバー)タイプへ計画を変更。インプラントの安定もよく、最終的に非常にきれいな補綴物が入りました。

インプラント症例報告vo.4 (上顎犬歯審美症例)

インプラント症例報告。20代男性。左上3番の欠損にて1本ストローマンインプラントを埋入し、最終的にジルコニアクラウンを装着しました。見た目もご自身の歯と見分けがつかずとてもきれいです。*症例写真は患者さんから許可ををいただいた場合において掲載しております。

 

 

インプラント症例報告vol.3(上顎無歯顎)

インプラント症例報告。60代男性の方。義歯で物がうまく噛めない、違和感が強いなどの理由でインプラントを希望され来院。上顎は6本のストローマン社製インプラントを用いて行っております。専門用語ですと、ボーンアンカードブリッジやAll-on-6と呼ばれるシステムとなります。本患者さんは外科治療や全身管理に配慮が必要な基礎疾患を有しておりましたので、まずはダメージの少ない下顎のインプラントや抜歯から実施し、傷の治癒やインプラントの経過を見ながら、最終的に上顎の治療へ着手しています。

当院では、術前に問診の徹底やかかりつけ医への対診、健康診断結果も確認しながら、安全な医療を提供できるよう心掛けております。また、本症例のような無歯顎に対するインプラント治療(ボーンアンカードブリッジ)も対応しております。骨の状態や予算に応じて選択肢も様々ですので一度ご相談ください。

インプラント初診相談の流れ

インプラント初診相談の流れについてご説明します。

①受付と問診票の記載。普段お飲みになっている薬の手帳や健康診断の結果をお持ちの場合は初日にご持参ください。
②パノラマエックス線撮影・CTでの撮影を行います。
③歯科医師による問診と口腔内審査を行います。
④先ほど撮影したCTの分析を行います。お待ちの間にインプラント治療全般について、当院の特徴や他院との違いについての資料をご覧ください。
⑤ CT診断結果と治療計画をご説明し、最後に見積もりをご提示します。
以上が初診相談の流れとなります。
1時間と十分な時間を設定しておりますので、複数治療方針の提示や色々なご質問にお答えできるよう心がけております。