保険診療と自由(保険外)診療との違いとその考え方
保険診療と自由(保険外)診療との違いは何ですか?という質問をよく受けます。
健康保険が使える「保険診療」は全国どこでも同じ費用で治療が受けられ、一般に3割負担で済むため金銭面でも圧倒的メリットがあります。しかし、治療方法や材料の制限があること、通常の歯科医院ではなるべく多くの患者さんを診察することを目標とするため、一人の患者さんにかけられる時間は限られています。また、担当する歯科医師の技術も同じではないため、患者さんに提供する医療の質は決して一律ではありません。親知らず抜歯で例を挙げると、感染予防の抗生剤と鎮痛剤は保険診療で処方可能ですが、腫れ止め薬や治癒促進を図った材料は一般に使用できません。また、ベテランDrが10分しかからなかった抜歯と、若手Drが1時間かかったてようやく抜けた場合も患者さんが払う金額は同額となります。
一方「自由(保険外)診療」はその制限がないため、最新の治療法や、保険診療ではかなわなかった材料を使い、時間をかけ丁寧に治療することで、より患者さんの満足を目指した医療の提供が可能となります。術者、診療内容、材料、設備等は各施設で異なるため、金額も様々となります。当院は設備材料はもちろんですが、時間をかけた丁寧なカウンセリングも心掛けております。
自由(保険外)診療というと、敷居が高く感じてしまう人も多いと思いますが、抜歯やお口に関しお悩みがある方はご気軽にご相談いただければと思います。インプラントはどこの歯科医院でも保険外診療のため変わりはありませんのでご安心ください。