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1問診票の記載
これまでの状況をお聞きします。紹介状がある場合は初日にご持参ください。
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2検査
パノラマエックス線とCTでの撮影を行います。親知らずなどの正確な状態を把握するためには、エックス線だけではなくCTでの撮影が必要です。その上で検査器具を使い、親知らず周辺の状態を調べます。
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3治療計画の説明
問診と口腔内診察後に検査の結果を説明し、治療計画をご提案します。予想される手術時間や術後経過につきご説明し、それに応じた痛みや腫れ止めの薬、麻酔方法(笑気麻酔・静脈内鎮静麻酔の併用)のご希望も伺います。抜歯の必要がないと思われる場合も詳しく説明いたします。説明後に必ず同意書を取得させていただきます。
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4手術当日
当日体調に問題がないことを確認してください。事前に抗生物質をもらった場合は指示通りに内服してください。来院後、受付で検温と血圧測定をさせていただきます。問題がなければ手術室にご案内します。
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5抜歯部位確認
麻酔開始前に「タイムアウト」といい、手術部位に間違いがないか、口腔内、エックス線の確認と紹介状や同意書との照合を複数のスタッフで行います。
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6麻酔
痛みを最小限にするために表面麻酔後に電動麻酔器による注射を行います。ご希望によっては不安や恐怖心を薄れさせる笑気麻酔・静脈内鎮静麻酔なども併用いたします。
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7抜歯
親知らずが完全に出ていない場合は切開して親知らずを確認、状況により必要な箇所の骨を削ります。次に歯冠部を分割して抜去します。場合により歯根部も分割することがあります。
親知らず抜歯時の詳しい写真はこちら -
8洗浄・縫合
歯肉を開いた箇所を洗浄し、止血剤や傷の治りを促進する材料(保険診療では使用できないものも含む)を充填します。その後歯肉を縫合します。
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9術後
ガーゼを噛んでもらいながら術後の説明、処方薬の説明を行います。止血を確認し終了となります。
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10消毒
必要に応じ、術後1日目~2日目に傷口の消毒を行います。
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11抜糸
約1~2週間後に縫合部の抜糸を行います。抜糸箇所周辺に問題が見られなければ完了です。